こんばんは。
夏の暑さでバテ気味な小澤です。今回はコートの種類について書きます。テニスコートはグランドスラムで使われてる
四種(レッドクレー、芝生、デコターフ、リバウンドエース)の他に日本オリジナルの人工芝(オムニ)、クレー、カーペット
などがあります。テニス初心者の方はコートが違ってどう変わるの?って殆ど違いが解らないかも知れませんが、レベル
が上がると、それぞれのプレースタイルに合ったコートとの相性が出てくるのです。よくフェデラーが凄いと言われる一つの
要因にグランドスラム全てのサーフェスで優勝してる点があげられます。ちょっと昔ではアガシも同じことをやり遂げてます。
ちなみにそれぞれのコートにどのような違いがあるかと言いますと、まずクレー(レッドクレー)はイレギュラーが多く、ボールが
バウンドした後に高く跳ねます。あと球足が遅いのが特徴です。ハード(デコターフ、リバウンドエース)はイレギュラーがなく、
コートが滑らないのでフットワークが細かくなります。ちなみにデコターフは球足が遅く、リバウンドエースは球足が速いです。
芝生は面白いことに、プレーして芝生が剥げて来たり、雨で湿ったりすると全然ボールの跳ね方が変わります。クレーに近くなる
事もあれば、ボールが弾まなくて球足が速いコートになることもあります。最後に日本特有のオムニは球足が遅く、基本的にボール
があまり弾みません。インドアカーペットは球足がかなり速く、ボールが弾みます。日本にはオムニコートがかなり沢山あります。
それはコートを管理するのにお金がかからないためです。只、世界のツアーではオムニはなくてクレー、ハードが主流です。今の
日本のエース錦織選手は12歳で渡米しました。ここに彼の日本人離れした テニススタイルの一つの秘密があるんじゃないかと
思います。日本にも早く、世界ツアーと同じサーフェスのコートが主流になるといいなと思います。